
私は10年間、大手ハウスメーカーで住宅営業をしていました。
何百組もの家族に家を売ってきた。間取りの提案も、資金計画も、ローンの説明も、何百回とやってきました。
そんな私が3年前、自分の家を建てようとして初めて気づいたことがあります。
「売る側にいた人間でも、買う側になると分からないことだらけだった」
この記事では、元ハウスメーカー営業の私が実際に家を建てた体験を通じて気づいた「買う前に知っておくべきこと」を正直にまとめます。
元営業が「買う側」になって最初に感じたこと
家を建てようと決めた日、妻に言われました。
「あなたハウスメーカーにいたんだから、どこがいいか分かるでしょ?」
正直に言います。全然分かりませんでした。
10年間、自分の会社の商品しか売ってこなかったので、他社の商品のことはほとんど知らなかったんです。競合他社の悪い噂は耳に入ってきますが、それは営業目的の情報です。フラットな情報ではありません。
「売る側にいたから分かる」は大きな勘違いでした。
展示場を「客として」回って驚いたこと
まず複数の展示場を客として回ることにしました。
10年間、展示場で働いていた側の人間が、客として展示場を回った感想——
「あ、俺もこれやってたんだ」
モデルハウスが実際に建てる家より広く見える演出、照明の使い方、天井高の設定、家具のサイズ感——全部知っているはずなのに、それでも「広い」「いい」と感じてしまう。
消費者の感覚は正直です。10年間その「演出」を使ってきた私でさえ影響を受けるのだから、初めて展示場に来る方が影響を受けるのは当然です。
展示場に行く前にやっておくべきこと
- 予算の上限を先に決める(展示場で決めると予算オーバーになりやすい)
- 希望の間取り・坪数をざっくり決めておく
- 坪単価を最初に確認する(聞くことは全然失礼ではありません)
- その日は契約しないと決めておく
この4つを決めてから行くだけで、展示場マジックに引っかかりにくくなります。
1社目で決めそうになった話
最初に話を聞いたハウスメーカーが、とても良い印象でした。担当者との相性も良く、「ここでいいかも」と思い始めていました。
そのとき妻が言いました。
「もう少し見てから決めよう。」
この一言に救われました。
結果的に3社を比較して、最初の会社より200万円安い会社で同じグレードの家が建てられることが分かりました。
もし妻の一言がなければ、200万円多く払っていたかもしれません。
10年間営業をしてきた私でさえ、1社目の印象に引っ張られそうになりました。「複数社を比較する」ことの重要性を、買う側になって初めて本当の意味で理解しました。
担当者の質が全てを決める
営業として10年間働いてきて確信していることがあります。
注文住宅の成功と失敗は、担当者との相性で8割決まります。
どんなに良い会社でも、担当者との相性が合わなければ打ち合わせが苦痛になります。逆に、多少会社のブランド力が低くても、信頼できる担当者に当たれば満足度の高い家が建てられます。
良い担当者の見分け方
| 良い担当者 | 要注意な担当者 |
|---|---|
| デメリットを先に話してくれる | 「うちが一番です」しか言わない |
| 他社比較を止めない | 「他社には行かなくていい」と言う |
| 予算オーバーの提案をしない | 「少し頑張れば建てられます」と言う |
| 急かさない | 「今月中に決めると値引きします」と言う |
| 質問に正直に答える | 曖昧な返答が多い |
「今月中に決めると値引きします」という言葉は、営業側の都合です。月末の数字合わせや、早期契約によるインセンティブが背景にあることが多いです。焦らされても、冷静に判断してください。
住宅ローンで失敗しかけた話
銀行の審査で「5,000万円まで借りられます」と言われたとき、一瞬テンションが上がりました。
妻に「返せるの?」と言われてシミュレーションしたところ——
子どもの教育費がピークを迎える時期と、住宅ローンの返済がちょうど重なることが判明。その期間、家計がカツカツになる計算でした。
「借りられる額」と「無理なく返せる額」は全く別物です。
返済比率の目安は年収の25%以下が安全圏です。銀行が提示する「借りられる額」はこの基準を大幅に超えていることがあります。
住宅ローンで確認すべきこと
- 金利が0.5%・1%上がった場合の返済額シミュレーション
- 教育費・老後資金と返済が重なる時期の家計試算
- 繰り上げ返済の計画
- 団体信用生命保険の内容確認
スーモカウンターを使った理由【元営業が正直に語る】
「元ハウスメーカー営業なのになぜスーモカウンターを使ったのか」と聞かれることがあります。
理由は3つあります。
① 中立な立場で複数社を比較したかった
自分が10年間いた会社の商品は分かります。でも他社のことは分からない。中立な立場で複数社を整理してくれる場所が必要でした。
② 担当者を変更できる仕組みがあった
営業として働いてきて分かっているのは、担当者との相性が全てだということ。合わない場合に変更できる仕組みは、買う側として非常に安心感がありました。
③ 断り代行があった
複数社と話を進めると、断りの連絡が心理的な負担になります。元営業として「断られる側の気持ち」も分かるだけに、これは特に助かりました。
売る側にいた人間が使って「良かった」と思えるサービスです。
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家が完成した日に妻に言われた言葉
引き渡しの日、妻が言いました。
「スーモカウンター使って、本当に良かったね。」
10年間家を売ってきた私が、買う側になって一番良かったと感じたのは「中立な窓口に相談したこと」でした。
情報を持っている側と持っていない側では、家づくりのコストに数百万円の差が出ます。私はたまたま業界にいたから気づけましたが、普通の方が一人で全部調べるのには限界があります。
まず無料で相談できる窓口に行くことが、後悔しない家づくりの第一歩だと確信しています。
まとめ|元営業が買う側になって気づいた7つのこと
- 売る側にいても、買う側の情報は分からない
- 展示場に行く前に予算・坪数・坪単価確認の準備をする
- 1社目の印象に引っ張られない・必ず複数社を比較する
- 担当者の質が家づくりの成否を8割決める
- 「今月中に決めると値引き」は営業側の都合
- 「借りられる額」ではなく「返せる額」でローンを組む
- 中立な窓口を使うことが最も効率的な情報収集方法
家づくりは一生に一度の大きな決断です。売る側の経験がある私でさえ、買う側になると分からないことだらけでした。一人で悩まず、まずは無料相談から始めてください。