住まい探しは労力のかかるもの。
賃貸でもそれなりに時間がかかるのに、自分で家を買おうと思ったら、もっとたくさんの時間がかかることになります。
一軒家にするか、それともマンションにするか。同じ一軒家でも、建売住宅・注文住宅・中古住宅といろいろな選択肢があります。
たくさんの選択肢の中からベストなものを選ぶためには、情報を集めたり、実物を見学したりすることがとても大切です。
しかし、住宅メーカーに話を聞きに行くのも、見学に行くにもともかく時間がかかります。貴重な週末をなんども潰すことになってしまいます。
効率的に住まい探しをしたい人におすすめなのが、スーモカウンター(スモカン)というサービスです。住まいに関する情報を手に入れられるだけでなく、要望に応じて様々な提案をしてくれる便利なサービスです。
→ スーモカウンター公式サイトを見てみる
スーモカウンターって?
リクルートが運営している住宅情報サービス、SUUMOの関連サービスの一つで、注文住宅や新築マンション購入のアドバイスや相談にのってくれるものです。
住宅メーカーや販売会社に相談するのと違って、中立の立場で様々な意見や提案をしてくれるのが嬉しいポイントです。
利用方法
スーモカウンターは全国に店舗があります。電話やインターネットでも相談を受け付けているので、近くに店舗がないという人や、店舗に行くのが難しいという人でも大丈夫です。
相談には予約が必要です。少し面倒かもしれませんが、待たされる心配がないのは嬉しいです。店舗の数が多いため、土日や祝日でも比較的予約は取りやすいです。
アンケート
まずはアンケートに答えて、どんな住まいを探しているのかを答えます。
アンケートの項目は以下のような内容です。
・住所
・連絡先
・同居する予定の家族構成
・希望する地域
・予算
・土地を探しているかどうか
・どんな物件を希望しているか
・興味のある住宅メーカー
・家のスタイル(和風・洋風・モダン等)
・重視するポイント
分からない部分や決めかねている部分については、そのまま分からないと書いてしまって大丈夫です。
住宅のことを知りたくてスーモカウンターを訪れているのですから、知らないことや決められないことがあってもおかしくありません。
特に予算については、どの程度のお金が必要なのか、どのぐらいの住宅ローンが借りられるのかなど、なかなか分からない部分が多いです。年収や、毎月どのぐらいの金額をローン返済にあてられそうかだけ秋からにしておきましょう。後は担当者やフィナンシャルプランナーの人と相談して、予算をどうするか考えればOKです。
住宅メーカーの紹介
アンケート内容に応じて、ハウスメーカーや工務店を7、8社紹介してもらえます。
大手ハウスメーカーだけでなく、あまり知名度のない地元の工務店なども一緒に幅広く紹介してもられることが多いです。
自分で情報を集めていると、どうしても有名なハウスメーカーばかりになってしまいやすいです。しかし、スーモカウンターには大手から小さな工務店まで、幅広い業者の情報が集められています。家の雰囲気や価格、実際の建築例、会社の雰囲気など、各住宅会社についての情報がひと目で分かるような資料が用意されています。
特に地元の工務店の情報を得るのは難しいので、こうした工務店を見つけやすくなるのはスーモカウンターの魅力の一つです。
住宅メーカーと相談
ピックアップしてもらった業者の中から、良さそうなものを3~4社ほど選び、相談にのってもらいます。
住宅メーカーの中には、家づくりだけでなく、土地探しから相談にのってくれるところもあります。
相談のためのアポイントメントや、日程確認はスーモカウンターが行ってくれるため、自分で電話する必要はありません。
住宅メーカーとの打ち合わせにスーモカウンターの場所を借りることもできます。ハウスメーカーの展示場やモデルハウスで打ち合わせをすることもありますが、家から遠い場合は不便です。
スーモカウンターは便利な場所にあることが多いので、場所を借りれば相談の時間の節約にもなります。
土地を探している場合にもスーモカウンターへ
先に土地探しから始めるという人も多いのですが、土地探しと住宅メーカー探しは同時進行か、住宅メーカー探しを先にすることをおすすめします。
まず、先ほど説明したように、土地探しにも協力してくれる住宅メーカーも多いです。
そのメーカーで家を建てられる土地を探してくれるため、せっかく土地を用意したのに断られてしまったという心配がありません。
また、土地が見つかっても、10日程度で住宅メーカーが決まらなければ、キャンセルになってしまったり、住宅ローンに土地代を含めることができなくなったりすることがあります。しかし、10日程度で気に入った住宅メーカーを見つけるのは難しいです。そのため、土地を決めるよりも先に住宅メーカーを決めておく必要があります。
安い土地の中には、建築条件付き土地というものもあります。
これは、建てられる住宅メーカーが指定されている土地で、建売に比べれば間取りや設備などの自由度は高いものの、好きなメーカーで建てられないというデメリットもあります。
しかし、指定先の住宅メーカーの良し悪しを図るには、ある程度住宅メーカーについての知識や住宅に関する知識が必要です。
建築条件付き土地よりもさらに安価なのが、建売住宅です。
注文住宅に比べて自由度はほとんどありませんが、土地と建物がセットになっているため、土地探しの手間もありません。
一戸建てを購入する場合、建売住宅にするか注文住宅にするかは非常に大きな問題です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、この2つの違いについてはよく勉強して検討する必要があるでしょう。
建売住宅や建築条件付き土地を購入する場合でも、先にスーモカウンターなどで住宅について勉強しておくべきでしょう。