マイホームについてあれこれ想像する時間は楽しいものです。
住宅雑誌に紹介されている素敵な家の間取りを見たり、参考になりそうなインテリアの写真を集めたり、壁紙や床の色を選んだり、カタログを見ながらキッチンやバスルームなど設備を選んだり……
そんな期待を抱いて皆家づくりを始めるのですが、実際に手を付けてみるとやることが多く、楽しむどころか疲れ切ってしまうという人も多いです。最初こそ熱心にやっていても、途中からはいい加減に進めてしまう人も。意気込んでマイホーム購入に挑んだものの、結局中途半端な家になってしまい後悔したという失敗談もよくあります。
特に、ハウスメーカーや工務店を選ぶという最初の段階で疲れ果ててしまったという経験談が目立ちます。
楽しみにしていた家づくりにもかかわらず、早々に疲れてしまうのはなぜでしょうか?
どのようにすれば疲れず最後まできちんと進めることができるのでしょうか?
◯疲れてしまう理由
●選択肢が多すぎる
ハウスメーカーも工務店もともかく数が多いです。
価格帯である程度絞ることができますが、その先は素人が一見しただけでは違いが分かりません。
構法やデザイン、標準設備の設備など、細かく見ていけば差が見えてくるようになるのですが、それでも数が多いです。
最初の2、3社は楽しく調べられるのですが、それ以上となると疲れが出はじめ、かえってどれが良いのか分からなくなってしまうことも。
●営業がしつこい
住宅展示場や見学会に行くと、住所や氏名などの個人情報をアンケートに書くことになります。
すると、自宅宛に展示場や見学会、セミナーなどの知らせがどんどん届くようになります。
中には有益な情報もありますし、興味がなければ捨ててしまえば良いのですが、次々届くダイレクトメールを分別するのは地味に面倒です。中には電話で営業してくるハウスメーカーもあります。忙しい時にセールスの電話がかかってくると本当にうんざりします。
●休日が潰れる
住宅展示場のイベントや見学会、家づくりのセミナー、打ち合わせなどには休日に行くことになります。
土日両方が潰れてしまい、折角の休みが家づくりの準備で終わってしまうことも。
注文住宅の場合、最終的なプランが完成するまで3、4回は打ち合わせを行うことになります。毎週打ち合わせをするとなると、1ヶ月近くは休日が潰れていくことになります。
仕事は休みでも、体は休めないので疲労は貯まるばかり。
精神的な疲れだけでなく、肉体的な疲れもどんどん溜まります。
●子連れで出かけるのは大変
増えていく教育費や、子ども部屋の確保、転校の必要性などを考え、子どもが小さいうちに家を建てておこうという家庭は多いです。実際、ライフプランを考えれば子どもの誕生を期に家を買うのは間違いではありません。
しかし、小さな子どもを連れて出かけるのはそれだけで疲れるもの。
住宅展示場やショウルームなどでは、子どもを連れている人のために授乳室やオムツ替えスペースを準備したり、キッズスペースを設けたりしています。しかしそれでも親のどちらかが子どもを見ていなければならないことには変わりありません。完成見学会などに参加する場合、会場は個人の家になりますから、気を使うことも増えます。
ゆっくり展示を見て話し合いをしたくても、小さな子どもがいるとなかなかじっくりもできません。
◯疲れないように家づくりを進めるためには
家づくりを楽にするためには、無駄な手間を省き、効率的に進めていくことが鍵です。短縮できるところはさっさと終わらせ、手間をかけるべきところにじっくり時間をかけることで、納得できる家になります。
●スーモカウンターを使う
ハウスメーカーや工務店を選ぶ上でまず大変なのが、膨大な会社の中から候補を絞り込むこと。そしてその後それらを比較し、依頼する1社を決めることにも時間がかかります。
候補となったハウスメーカーから一番いいものを見つけるためには、プランや見積もりを比較するのが一番です。しかしそのためには、建てたい家の要望を伝えなければなりません。しかし、どんな家にしたいか伝えて回るのは面倒なもの。
そこで便利なのが、無料のスーモカウンターです。
スマホから簡単に予約可能で、一度要望を入力すれば家を建てるまでの流れの大部分をおまかせできます。
こうしたサービスを利用すれば、住宅展示場を無駄に歩いたり、各社のショウルームや窓口を回ったりする必要がありません。
家づくりがだいぶ楽になります。
●完成見学会を活用
完成見学会とは、実際に建てられた個人の住宅を見学するというもの。
豪華に見栄え良くつくられたモデルハウスやショウルームとは違い、個人が住むために建てられた家のため、実際に建てる家のイメージがつかみやすいです。
本当にその会社で建てられる家を知るためには、完成見学会に参加するのが一番です。遅かれ早かれ見学会に参加するなら、住宅展示場に行くのは省いてしまっても良いでしょう。
完成見学会で訪れる家は、それぞれの要望や反映された個性のあるもの。自分がつくる家のインスピレーションを得る良い機会にもなります。
◯効率化して楽しい家づくりに
家づくりに疲れてしまう人も多いのですが、本来新しい家について考えるのは楽しいもの。
情報収集に疲れてしまい、一番楽しい段階に至る前にやめてしまったり、いい加減に進めたりしてしまうのはもったいないです。
幸い、家づくりの煩わしさを軽減できる様々なサービスやサポートが存在しています。それらを活用して、効率的に、かつ楽しく家づくりを進めていきましょう。