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注文住宅の悩み

ローコスト住宅を建てるまで

マイホーム購入にあたって、やはり気になるのはお金のこと。

できるだけ安く建てたいとは思うけれど、安すぎるのもそれはそれで不安だという人も多いのではないでしょうか?

今日はローコストの注文住宅について少し考えていきます。

◯マイホームの予算


住宅を買うというのは非常に大きな買い物です。

比較的安いと言われる建売住宅でも一千万円以上は必要になります。

せっかくマイホームを購入するのなら、多少高いお金を出してでも良いものを買うべきだという考え方をしている人も多いです。安価なローコストを買うべきではないという意見もいまだ根強いです。

しかし、建物ばかりにお金をかけることが必ずしも良い生活につながるとは限りません。

建物にたくさんお金をかけるよりも、習い事や旅行に使ったほうが楽しめるかもしれませんし、浮いたお金を保険や健康に当てたほうが安心安全かもしれません。

また、住宅ローンの支払いは毎月のやりくりにとても大きな影響を及ぼします。

身の丈にあわない無理なローンは生活費を圧迫し、楽しいはずのマイホームでの暮らしを苦しいものにしてしまいます。

無理のない住宅ローンだったとしても絶対に安心できるとは限りません。病気や倒産などで職を失ったり、収入が減ったりするリスクは常につきまといます。

こうしたリスクを軽減するためには、余裕を持って住宅ローンを組むことが必要です。

貯金や融資可能額から「いくら使えるか」を考えるのではなく、希望した家を建てるためにはいくら必要か、余裕のある住宅ローンはどのくらいかということが大切です。

◯新築一戸建ての種類

新築の一戸建てを購入する場合、選択肢は建売住宅、規格住宅、注文住宅の3つの選択肢があります。

●建売住宅

すでに完成した住宅と土地をセットで販売しているもの。

完成品を購入することになるため、設備や間取り、内装などの変更はできませんが、中には設備にいくつか選択肢がある建売住宅もあります。ただ、基本的には自由度はゼロだと考えておきましょう。

すでに決まった形の住宅を建てるため、打ち合わせの手間や設計料、仕入れコストなどをカットできるため、価格は比較的安いです。

●規格住宅

あらかじめ用意されたいくつかのプランの中から好みのものを選び、住宅を建てるというもの。

建売住宅とは違って好きな場所に建てることができ、少ないながらも多少の自由度があります。

ごく普通の住宅を建てるなら建売住宅ではなく規格住宅で十分というケースも多いです。ただ、珍しい間取りや土地の形、変わった設備に対応するのは難しいです。

設計や材料費にかかるコストが少なく、価格は建売住宅と注文住宅の間です。

●注文住宅

構造から間取り、設備・内装などを自由に決められるのが注文住宅です。家を建て始めるまでに何度も打ち合わせを繰り返すことになるため、完成までは時間がかかります。

また、ハウスメーカーによっては間取りなどの制約が多く、注文住宅や自由設計を謳っておきながら、実際は規格住宅と変わらないという場合もあります。注文住宅といえど、契約を決める前にどの程度の自由度があるかの確認は必須です。

完成までに手間も時間もかかり、自由度も高いため価格も高いです。

安く家を買うのならば建売住宅や規格住宅ですが、自分好みのマイホームにするのは難しくなります。

また、建売住宅ではたくさんの家をまとめて建築するため、工事の質が良くないこともあります。確認のため第三者にチェックを依頼するとお金がかかってしまいます。

注文住宅は高価なイメージがありますが、実際はケース・バイ・ケースです。

まず、どこに依頼するかで価格も自由度も全く異なります。大手ハウスメーカーに依頼すればイメージ通りたくさんお金を払うことになりますが、ローコストハウスメーカーであれば、規格住宅や建売住宅と同じような価格で家を建てることもできます。

まだ、家の内容によっても価格は左右されます。間取りや内装、形状などを単純にし、設備にかかるコストを押さえれば、注文住宅でも安く家を建てることは可能です。

◯ローコスト住宅はどうして安いのか?

注文住宅を安く建てるための方法にはいくつかありますが、その中の一つがローコスト住宅を選択することです。

建売住宅や規格住宅とは異なり、自分好みの家を安く実現することが可能です。

しかし気になるのは「ローコスト住宅はなぜ安いのか」ということです。

いくら安くても、完成した住宅が欠陥住宅では意味がありません。

●選択肢を減らして効率化

ローコスト住宅では内装や外装、設備などの選択肢が少なく抑えられています。

フローリングの色は2種類だけ、トイレの壁紙の色はこれだけ、と決まっている場合が多いです。

選択肢を絞れば、材料や設備をまとめて仕入れやすくなり、仕入れ値をカットしたり、在庫を減らしたりしやすくなります。

間取りについても制限が設けられているケースも多いです。専用の内装が必要になる和室は1室まで、もしくは不可とされている場合も少なくありません。

追加料金を払えば変更が効く場合が多いですが、あまりお金をかけるようではローコスト住宅を選ぶ意味がありません。

●人件費のカット

ローコスト住宅では、人件費についてもカットできるように社内システムを構築しています。

注文住宅の打ち合わせには、営業の他に設計士やインテリアコーディネーターが同席することがあります。しかし、ローコスト住宅では打ち合わせに参加するのは原則営業のみです。

◯ローコスト住宅を選ぶ際の注意点

安さが魅力のローコスト住宅ですが、安いぶんだけリスクが高いのは事実です。

せっかくのマイホームで失敗しないためにも、通常の住宅以上に「自分の身は自分で守る」渡欧意識が重要です。

●信用できる会社か

最近では質の高いローコスト住宅もありますが、まだまだ低品質なものも少なくありません。信用できる会社・担当かどうかのチェックは必須です。

ハウスメーカーの中には人件費を削るあまり、営業の仕事量が増えすぎ、仕事が雑になってしまっている会社もあります。

営業や打ち合わせに加え、現場の管理も全てたった一人となると現実的ではありません。

担当者がたくさんの仕事を抱えすぎているように見えたら、どういう仕組みになっているか直接尋ねてみるのもよいでしょう。

ちゃんとしているメーカーならば、うまく回すためのシステムや対策について説明してくれます。

逆に、曖昧な返答しかできないようなところはやめておいたほうが無難です。

●要望は実現かどうか?

わざわざ手間とお金のかかる注文住宅を建てる以上、キッチンにこだわりたい、サンルームがほしい、吹き抜けをつくりたいなどのこだわりがあるはずです。

ローコスト住宅を選ぶ際は、そうした要望やこだわりが実現可能かどうかをしっかり確認しましょう。

ローコスト住宅では内装や設備、間取りなどの選択肢が限られており、何を選べるかはハウスメーカーによって異なります。取り扱っているものや得意分野もバラバラです。

ハウスメーカーの選択を間違えると、希望していた壁紙を使えなかったり、設備の導入に追加費用がかかってしまったりなどの失敗につながります。

●アフターケア

ローコスト住宅の場合、アフターサービスが弱いところが多いです。

住宅は建てて終わりではありません。快適に住み続けるには定期的なメンテナンスが必須です。

壁や屋根は数十年後ごとに塗り替え・吹き替えをしなければ雨漏りなどの原因になります。

どんな保証があり、それがいつまでかをよく確認しましょう。

◯ローコスト住宅で身の丈に合った快適な住まい

ローコスト住宅の魅力は自分好みに家をカスタマイズする自由度と、手軽に購入しやすい価格の2つを両立できることです。

周囲の人に自慢できるような立派な家にならなくても、快適な住まいをつくることはできます。

必ずしも建物だけにお金をかけることが幸せな生活とは限りません。

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