◯駅チカ物件を探すのは困難
家を建てる土地を探すにあたって、利便性の高は重要なポイントです。特に通勤・通学にかかる時間はできるだけ抑えたいところ。
調査では、都内に通勤する人の平均通勤時間は1時間ほど。そのうち家から駅までにかかる時間は、マンションで平均徒歩10分、一戸建てで平均15分ほどです。
通勤時間が長くなるほど朝起きる時間も早くなり、睡眠時間も確保しづらくなります。
しかし、駅に近い土地というのはそう売りに出されるものではありません。便利な場所に住みたいのは皆同じです。もし売られていたとしても高くて狭い土地ばかりです。
◯バスの利用を視野に入れる
駅から徒歩圏内の物件というと限られますが、バスの利用を視野に入れると選択肢はぐっと広がります。
駅周辺の土地は希少ですが、駅から離れれば販売されている数も多くなります。価格も駅周辺に比べるとずっと安く、面積も大きくなります。
繁華街が多い駅チカ物件に比べて住宅地の物件が多く、静かで子育ての環境にも向いています。
駅までバス、もしくは職場までバスで行ける土地も視野に入れれば、物件探しが楽になります。
◯バス通勤のメリット・デメリット
バス通勤を採用するメリットは、土地を探しやすいというだけではありません。
電車に比べるとバスは混雑しにくく、混んだとしても満員電車ほどにはなりません。座席の確保がし易い路線も多いです。
料金もそれほど高くないため、マイカー通勤よりも節約になります。
しかし、電車に比べ、道路を走るバスは渋滞の影響を受けます。道が混んでいるとバスが来る時間も所要時間読みづらくなるため、時間に余裕を持った行動が必要になります。特に雨や雪の日はダイヤが乱れやすいです。分刻みのスケジュールを組んでいる場合や、遅刻癖のある人には向きません。
ただ、路線によっては、渋滞の影響が少ないバスレーンが整備されている場合もあります。専用レーンのある路線なら、比較的渋滞の影響は受けにくいです。
渋滞しやすさは路線によってかなりの差があるため、購入前に地域のバス事情についてはしっかり調査しておきましょう。
◯快適な住処と快適な通勤
駅チカ物件は魅力的ですが、販売数も少なく、売られていても高くて狭い土地ばかりです。
また、繁華街に近い物件は便利ではあるものの、騒音が多かったり治安に問題があったりと、生活するのに適した場所とは限りません。
静かで快適に生活しやすい物件を探すなら、駅から少し離れたエリアがおすすめです。静かな住宅街が多く、子育てするのにも良いです。公園が整備されていたり、自然が残っていたりする場合も多いです。
通勤通学については、バスや自転車を利用すれば問題ありません。
選択肢が広いほど、良い土地を見つけやすくなります。駅からの距離だけにこだわらず、いろいろな可能性を探ってみましょう。