20代の内にマイホームを買うのは早すぎると思うかもしれませんが、早い内に住宅を購入することによるメリットもあります。
若い内に住宅を購入するとどんな利点があり、どんなことに気をつけなければならないのでしょうか。
◯20代で新築の家を購入している人もいる
住宅ローン利用者のうち、実は20代が15%を占めています。10人いれば最低1人は20代ということになります。思っているよりも家を建てている人が多いと感じるのではないでしょうか。
◯20代で家を買うメリット
●長期ローンが組みやすい
若いうちに家を建てる最大のメリットがここにあります。
定年まで時間があるので、30代、40代で住宅を買うよりもずっと長いローンを組めます。返済期間が長ければ、それだけ毎月の返済額を小さくすることができます。月々の返済負担が少なく、余裕を持って返済できます。
返済は一定額のため、収入が増えればローンを返済していても生活に余裕が出るようになります。
●老後の準備がしやすい
早めに住宅ローンの返済が終われば、老後に備えた貯蓄も行いやすくなります。返済が終わっていなくても、収入が増えれば余裕が生まれるため、年を取ってから住宅ローンを組むよりも貯金しやすいです。
●借りすぎの心配が少ない
20代のうちはまだ収入も少ないため、あまり高額の住宅ローンは組めません。返済能力以上のローンを組んでしまうリスクも少なくなります。
◯20代で家を買うデメリット
●長期ローンは返済総額が多くなる
返済期間が伸びれば伸びるほど支払う利息は増えてしまいます。返済額を抑えるためには、繰り上げ返済をして早めにローンを完済する必要があります。
●収入や居住地が変わるリスクが高まる
人生何が起こるかわかりません。転勤で引っ越すことになったり、転職によって収入額が変わったりするかもしれません。住宅ローンの返済中にこうしたライフプランの変更を強いられる可能性は十分あります。長期の住宅ローンの場合、こうしたリスクにさらされる危険性が高くなります。
●高額のローンが組めない
若いうちは収入が少なく、あまり高額のローンは組めません。借入額には限度があり、あまりこだわった住宅を建てるのは難しいでしょう。
◯長期ローンを組みやすいのは若いうちだけ
20代で家を建てるのはリスクもありますが、長期ローンが組みやすいのは若いうちだけです。年を取れば取るほど返済期間は短くなり、短期間で大きな出費をすることになります。
生活への影響を最低限に抑え、少ない負担で住宅を手に入れるためには、20代のうちに住宅を購入するのも一つの選択肢です。