◯楽しい場面だが注意も
設備のカタログや展示を眺めながら、最新設備に驚いたり、どんな設備を採用しようか考えたりするのはとても楽しい時間です。住宅設備はどんどん便利で高機能になっているため、最新技術に感動しているだけでも楽しめます。
しかし、設備にこだわると快適にはなりますが、費用もかさみます。限られた費用で快適な住宅にするためには、ある程度ポイントを絞ることが大切です。どこにこだわるか家族でしっかりと話し合って決めるようにしましょう。
◯人気はバスルーム
設備にこだわってよかったとの声が最も多いのがバスルームです。
お風呂場は家族全員が必ず使用するスペースのため、皆の満足度が高くなりやすいです。
バスルームにこだわるなら、やはり浴室スペースは広めにとりたいです。広い湯船はリラックススペースに最適です。特に小さな子どもがいる場合、浴室が広いほうが一緒に入浴しやすく快適です。
標準的なユニットバスのサイズ(1200mm×1600mm)はちょうど一坪に収まる大きさで、間取りを考えるのには便利です。ただ、子どもと一緒に入るとなるとやや狭いです。洗い場だけでなくバスタブも大きくできる、1800mm×1800mmぐらいの大きさが理想です。
快適に入浴するために追い焚き機能はまず必須です。同時に保温性の高いバスタブを選べば快適なだけでなく光熱費の節約にもなります。
また、暖房乾燥機が浴室や脱衣場にあれば、カビの発生を抑えたり、梅雨時の洗濯に役立てたりできます。
◯キッチン
毎日調理などで利用するキッチンの設備も、こだわりのポイントとして人気です。
最近では手入れが楽なIH調理機を導入する家庭も増えていますが、火力の高さと光熱費の安さが魅力のガスレンジも根強い人気があります。使用シーンや用途を考え、どちらが向いているかはよく考えましょう。
普段はあまり注目されませんが、静音シンクもつけてよかったとの声が多い設備です。水音が小さいため洗い物をしながら会話をしたりテレビを見たりしやすくなります。夜遅くに洗い物をしても騒音の心配が少ないです。
その他にも食器洗い機やディスポーサーなども人気の高い設備です。
◯その他の設備
収納も設備も一部です。
荷物は増えていくものと考え、余裕を持って作っておくと散らかる心配が少ないです。
納戸やウオークインクローゼットなどが主ですが、スペースに制約がある場合はロフトを収納用に作るのも悪くありません。
小さな子どもやペットのいる家庭では、床暖房が人気です。床全体を暖めるため空気が乾燥しにくく、熱くなる場所もないため安全です。長時間暖房をつけても電気代がかかりにくいのも魅力です。